公開日:2021/09/15
塾の経営が向いている人に共通する特徴があるのをご存知でしょうか。いざスタートさせた後に、「自分には無理かも…」なんて思うことがないように、どんな人が経営を成功させているのか、事前に知っておくのがおすすめです。失敗してしまう人の特徴についてもあわせて紹介していきます。しっかりチェックしてみてください。
塾経営に向いている人の一番の特徴は、なんといっても塾を運営することを楽しめる人です。たとえば、単純に子どもが好きな人です。経営だけに集中して子どもと関わらない、という働き方もできなくはないですが、かなり難しいでしょう。生徒たちの学力を伸ばすには、子どものことをよく見て、彼らの変化に細やかに気が付く必要もあるからです。こういった点から、積極的に子どもと話せる人、子どものことを真に考えられる人のほうが向いているといえるのです。
また、塾講師のアルバイトや家庭教師の経験がある人も塾の経営に向いているでしょう。教えることが楽しいと思える人は、経営だけではなく、教育という側面でもやりがいを持てるからです。経験がないとダメ、ということではもちろんありませんが、大事なバンテージになります。
それから、教育の分野に限らず、広く地域や社会に貢献したいと考えている人も、熱意を持って経営にあたれるでしょう。地域の子どもたちの成長を手助けすること、見届けることに喜びを感じられるはずです。あとは、子どもに限らず、大人相手でもコミュニケーションがうまく取れるというのは、非常に大事な点です。子どもの保護者ともコミュニケーションを取らなければいけないうえ、かつ塾を運営していると近隣住民と接する機会も多いからです。
では反対に、塾経営に失敗してしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか。
まずいえるのは「自分で経営する」という姿勢に欠けている人は、失敗する傾向にあります。経営者なのだから当たり前では?と思うかもしれませんが、フランチャイズの場合、本部に頼りきって失敗してしまう人は一定数います。もちろん、本部の塾からいろいろとサポートしてもらえるというのはフランチャイズ最大の利点ではありますが、それに甘えきってしまってはいけません。
モチベーションや責任感が薄れてきて、塾の運営もいい加減になってきてしまいます。経営方針を考えるのは、経営者である自分自身です。どうすれば集客できるか、利益が上がるか、どんな塾にしていくか、自分で常に探求するようにしましょう。
もうひとつ、経営に失敗してしまう人の特徴として挙げておくのは、運営資金についての計画が甘いというところです。フランチャイズの学習塾経営は、初期費用が比較的安いため、始めやすい事業といわれています。しかしその点だけに注目して、初期費用についてはちゃんと用意ができているのに、そのあとの運営費用やロイヤリティの想定ができていなかったという人が、案外多いのです。
ロイヤリティは、塾本部から教材やメソッド、サポートを提供してもらうかわりに払うお金です。塾によって値段は違うので、よく調べて無理のない範囲のロイヤリティを自分で決めておきましょう。また、運営費用については、光熱費や広告費などとあまり目立つ出費でない分、みなさん見落としがちになります。開業前の見積りはしっかり行ってください。
向いている人・失敗しやすい人の特徴を挙げてきましたが、成功のための大事なポイントをおさらいしておきましょう。
まずは、自立的かつ積極的に経営にあたることです。失敗してしまう人の特徴で説明したとおりですが、塾本部に任せっぱなしではいけません。自わから経営や集客についての勉強をすることや、塾の教育方針について学ぶことも非常に大切です。どうして塾を始めたいのか、というご自身の動機を強いものにしておけば、自然と積極的な姿勢が生まれるはずです。ただ、なんでも自分が思う通りにガンガン進めていればうまくいく、というわけではありません。
ポイントの二つ目は、顧客のことを考えるということです。これはビジネス一般でいえる、成功の秘訣でもあります。とくに塾業界では顧客やその周囲の人たちから信頼を得ることが、大きなカギになります。社会貢献したい人は向いているという話をしましたが、社会に貢献できればそれは地域社会からの信用獲得につながります。こういった点を意識して経営にあたれば、前向きな結果がついてくるはずです。
今回は、フランチャイズの学習塾経営に向いている人の特徴について説明しました。向いているポイントが多かった方は、ぜひ始めるための第一歩を踏み出してみてください。失敗するのが怖い気持ちもわかりますが、失敗の多くが、事前に意識しておくことで防げるものです。成功のためのポイントを押さえつつ、塾経営について知ることから始めてみるのがおすすめです。
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