• 小さな塾を開業したい!必要なものや開業方法、成功のポイントを紹介!

  • 公開日:2023/06/15  最終更新日:2023/07/07


小さな塾を開業したいと考えているなら、どんなものが必要でどのように開業すればいいのかなど、知っておくべきことはいろいろあるものです。しっかりと準備を整えることでスムーズな開業と成功へ導くことが可能になるので、小さな塾開業に向けてそろえておくものや、押さえておきたいポイントなどをくわしく解説してきましょう。

小さな塾だからこそできることとは

大手の塾ではできないこと、小さな塾だからこそできることがあります。小さな塾ならではの強みについて見ていきましょう。

生徒の気持ちに寄りそう指導が可能

大手の塾の場合、授業を担当する講師が短期間で変更になることも少なくありません。講師が変わることで指導してもらっている生徒は気をつかい、指導方法が変わることで授業に集中できない可能性もあるでしょう。また、大手の塾には定められた細かいルールや指導方針があり、生徒ひとりひとりに合わせて授業することが難しいことも多いです。

その点、小さな塾なら定められたルールや指導方針に縛られることがないうえ、ひとりひとりに合わせた授業を行うことができます。講師もころころ変わることがなく、生徒も安心でき落ち着いて授業を受けることができるでしょう。小さな塾なら、生徒の気持ちに寄りそった指導が可能になります。

効率的に運営できる

それほど大人数の指導を行うわけではないので、スケジュールを組みやすくムダなくコマを埋めることができ、高率のよい運営が可能になります。

運営費を抑えることもできる

運営費の中で大きな額を占めるのが人件費です。小さな塾なら大手の塾よりも人件費がかからないため、運営費を抑えることができます。塾の講師が自分ひとりならもちろんコストを大幅におさえられますが、人を雇うとしても正社員ではなくアルバイトでも対応できることで、人件費を安くすることが可能です。

小さな塾を開業するために必要なもの

開業するために必要なもの、そろえておくべきものでは、第一に開業資金があげられるでしょう。開業資金の目安としては、小さな塾なら最低でも500万円は用意しておくようにします。そして開業するための場所の確保も必要です。自宅の部屋を利用するなら家賃は不要ですが、マンションなど別に部屋を借りるなら賃貸料金も考慮しなければなりません。

また、生徒が安心して通えるような場所を選ぶことも大切です。教室として使うための備品を揃えることも忘れてはいけません。定員数に合わせた机とイス、ホワイトボード、パソコンとプリンター、コピー機も必要になります。最近は固定電話を契約しなくても問題なく生活できる環境になりましたが、塾に固定電話を用意することで、信頼度が上がるというメリットがあります。

小さな塾を開業する方法

具体的にどのように開業したらいいのか、方法はいくつかあるので説明してきます。

自宅で開業する

自分が生活している自宅の一室を教室にするという方法があります。よほど大きな家でなければ少人数しか受け入れられませんが、部屋を借りる賃貸料金が不要になり初期費用を抑えられるので、初めて塾を開業するならおすすめの方法です。

まず家庭教師から始めてみる

いきなり塾を始めるのではなく、まず家庭教師として評価を得てから開業するという方法もあります。そうすることで、開業したときに生徒を集めるための手間や時間を省くこともでき、教える・指導するということにも慣れてスムーズに塾をスタートさせることができるでしょう。

フランチャイズを利用して開業する

どんなに小規模な塾であっても、開業するのはかんたんではないうえ、自分ではわからないことがあり迷うことも少なくないでしょう。フランチャイズを利用すれば、運営のノウハウを得ることができるうえ、必要な備品や事務に関してサポートを受けることもできます。また、フランチャイズならブランド力があるので、集客も比較的かんたんになるでしょう。

小さな塾の開業を成功させるポイント

開業するからには成功させたい、失敗するのは避けたいはずです。小さな塾の開業を成功させるには、つぎのポイントを押さえるようにしてください。

経営が安定するまでは節約する

経営が軌道に乗るまで、つまり安定した人数の生徒を受け入れられるまでは、固定費や変動費を可能な限り抑えるようにしてください。立地条件がよく広い教室を用意しても、生徒が少なければ収入よりも固定費が高くなり、経営が困難になる可能性があります。

生徒が集まるまでは、固定費を抑えられる自宅の一室や家賃の安いテナントなどを利用し、講師をほかに雇わず自分だけで指導して変動費も抑えましょう。塾経営はまず小規模な運営で、軌道に乗るまでは節約するのがおすすめです。

大手との競合を避ける

大手の塾よりもきめ細やかな指導ができる、メリットが複数あるとしても、大手の塾とは知名度や資金で勝つことはとても難しいです。ですから競合することを意識せず、小さい塾ならではの強みを活かすことを考えましょう。ひとりひとりに合わせたカリキュラムを組んだ個人授業を行い、生徒だけでなく保護者とも密にコミュニケーションをとるなど、大手との差別化を図るようにしてください。

まとめ

自分で小さな塾を開業することは、大手とは違う小さな塾ならではの強みを活かすことができます。ただ、成功させるためには開業に向けた準備をしっかりと行い、最初は固定費や変動費を抑えあまり規模を大きくせずにスタートさせることが大切でしょう。また、運営のノウハウを得ることができ、サポートも期待できるということでフランチャイズの加盟を検討するのもおすすめです。

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