公開日:2022/08/15
塾を開業する方は、塾といってもどのような塾を開業したいのかによって、方法も種類も変わってきます。基本的な知識も必要ですよね。塾にはフランチャイズ塾と個人塾の2種類があります。そこで、塾の開業を検討している方に向けてそれぞれの特徴や違いをご紹介いたします。
塾のフランチャイズとは、いったい何なのでしょうか?
フランチャイズとは、本部と加盟店が契約を交わし、グループとして経営を進めるスタイルのことをいいます。加盟店は本部に加盟金を支払い、その見返りに本部のブランド力やノウハウを利用することができるのです。
フランチャイズというと、サービス業や小売業などで耳にすることはありますが、塾業界でもいくつかの名の知れたフランチャイズがあります。
フランチャイズがブランドやノウハウを本部から権利を貰い展開するのに対して、直営に関しては、フランチャイズ本部を通さずに、直接起業して運営をする店舗をいいます。
そのため、個人直営店は他社からのサポートがないため、すべての問題を自ら解決する必要があります。そして、すべてのサービス、商品、ノウハウをオリジナルで作らなければならないところがフランチャイズとの大きな違いです。
メリット・デメリットについてお伝えします。
フランチャイズ塾はブランド力が強いのが特徴です。よく耳にする大きな塾などです。そのため、生徒や保護者からの信頼を得られる可能性が高く、その高いブランド力は、生徒だけではなく講師やスタッフの獲得にも役立つことでしょう。
数多くの指導経験をもとに、わかりやすく要点をとらえた指導体制を構築しているので、オーナーは、カリキュラムや教材を作成する必要もなく、はじめからハイレベルな教材を使用することができます。
塾の経営を成功させるためには、物件選びや集客のコツなども習得する必要がありますが、経済面のサポートを受けられるというのは、フランチャイズの大きなメリットです。また、競争が激しい塾業界で収益を得るビジネスモデルがあるということも魅力的ですね。
塾専用アプリのような、高機能なシステムを最近は使用できることが多くあります。利便性の良いシステムを導入することで、オーナーだけではなく、生徒や保護者からも支持をもらえることができます。また、広告目的のWebサイトを作る際にも、自身でサイトを立ち上げなくても良い場合もあります。
フランチャイズのデメリットはさほど多くはありませんが、大きく2つあります。まず1つは、初期費用やロイヤルティ、解約金など高額な費用を本部に支払わなければならないので、個人塾よりも金銭面のリスクは高くなりがちなのです。
そして、2つ目はオリジナリティの制限があることです。カリキュラムや教材の指定や、教室独自のキャンペーンやサービスの価格変更もできないので、自分なりの指導方針や経営プランが無い方は良いのですが、目指したい教育や経営がある場合は、制限が窮屈に感じてしまう可能性があります。
経営のポイントについてお伝えします。
フランチャイズ塾の経営を円滑に進めるためには、まず、本部の理念や加盟条件の確認が大切です。加盟店は本部の方針に合わせなければなりません。そのやり方に納得できないと不満が溜まってしまいますよね。どこまで教材や指導法に融通が利くのかを含めて加盟する前に確認をしましょう。
フランチャイズ塾は、指導や経営に関するノウハウが豊富ではありますが、全て任せるのではなく、自身で経営目標をしっかりと立て、生徒数や売上などに関して具体的な目標を立てるようにしましょう。
課題解決のための行動をすることで、ノウハウの習得や経営面への理解に弾みがつきます。さらに、周囲からの信頼を得ることもでき、より生徒を集めることができるでしょう。
学歴だけでは、生徒にとって良い教育をしてくれるかはわかりません。指導力やコミュニケーション能力、責任感など学歴だけではなく、総合的にバランスの良い講師を採用するようにしましょう。
また、開校場所については、本部から紹介してもらいますが、すぐに決めるのではなく、自分なりにその場所で集客ができるのかなど含め検討するようにしましょう。
以上、塾を開業するなら知っておきたい、フランチャイズと直営の違いやポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。フランチャイズ塾は、ブランド力と塾経営のノウハウが魅力ですね。また、経営が初めての方にとって役立つサポートも充実しています。経営を学べる機会でもありますし、いざというときのサポートもあるので、安心感もありますね。よりお子様たちへの教育環境を整えられるよう、是非こちらの記事を参考にして、開業に活かしてみてください。
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